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講座レジメ · 6月 11日, 2024年
今回の講座では江戸時代から始まった歌舞伎の歴史即ち出雲の阿国(かぶき踊り)→ 女歌舞伎→若衆歌舞伎→野郎歌舞伎の変遷。歌舞伎の特徴として扮装において善人は善人らしく、悪人は悪人らしくする衣装や隈取りであり、時代設定においては「世話物」=江戸時代が舞台で庶民の写実的な生活や物語。「時代物」=江戸時代より古い時代で武家や公家の誇張した表現が多い。特筆すべきは流行や他の芸能など面白いものを何でも取り入れる事であり、スーパー歌舞伎(ワンピースなど)、超歌舞伎、実際に起きた事件や史実を脚色した作品などであり、能、狂言は昔と演目が変わっていないが歌舞伎は大きく変わってきている。よって歌舞伎のジャンルは多様化しており、歌舞伎を鑑賞する場合は事前にジャンル、各家、また楽しみ方を認識して出かけることが重要との説明であった。講座後半は実際に立花講師の指導によるセリフ読みを行う。世話物の「弁天娘女男白波」、時代物の「菅原伝授手習鑑」の有名部分のセリフを発声する。最後に豪快さを表わす「筋隈」の隈取りの化粧実演をきのえね会のボランティアに行った。

講座レジメ · 6月 05日, 2024年
ハリウッドの映画音楽で特にワーグナーおよびワーグナーサウンドを継承した作曲家達を主に名曲を再生し、解説を受ける。マックス・スタイナーは、かつて「仮にワーグナーが今世紀に生きていたら、映画音楽でナンバーワンの作曲家になっていたでしょう」と語った。彼の作曲した映画「風と共に去りぬ」の「タラのテーマ」はワーグナーの使ったライトモティーフ(オペラや交響詩などの楽曲中において特定の人物や状況などと結びつけられ、繰り返し使われる短い主題や動機)を継承し名曲となった。ワーグナー自身の楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」はコッポラ監督の地獄の黙示録でも使われ有名となる。ワーグナーは音楽と舞台上の動きをシンクロさせる台本とト書きも書いていて、これが映画音楽にぴったりであった。この他の作曲家は下記のレジメに記載があるが、これらは世界のトップオーケストラの定期演奏会で演奏されるようになり映画音楽は一流のクラシックとなった。

講座レジメ · 5月 21日, 2024年
米の原産地は中国揚子江下流域で東南アジア(モンスーン地帯)に広がったのであり、温暖湿潤の地で稲作に適するとともに、これには大量の水が必要で、そこには魚が棲むことから、米と魚の文化が生まれた。片や麦の原産地は東トルコであり、乾燥寒冷地に適し、西アジア・西北ユーラシアに広がった。小麦が主な食料となっている。これに牧畜が伴い、乳を出す牛や羊などが飼われることから、肉と乳が組み合わされた食生活が営まれた。 日本においては7世紀の古代統一国家から米への異様な執着が進み、国家が米の生産の為に肉食を否定した。明治になりようやく肉食再開宣言が打ち出されたのである。 また発酵は特殊な微生物の作用による現象で江戸時代の酢の発明がご飯に酢を合わせ、具を入れた握り鮓となりすぐ食することができるようになった。

講座レジメ · 4月 16日, 2024年
中年以降 日々変化していく身体や心。全ての方々に起こる 共通のトラブルや個人固有の問題等。健康長寿を目指して簡単で必要な事を ヨーガや氣功を使って指導を行った。前回同様、身体を動かしての講座であり手指の解(ホグ)し、耳の解し、目の体操、舌の体操、首、肩、背中、腰、脚足の調整と強化。全身の巡りを良くする。呼吸法等の以下である。

講座レジメ · 4月 09日, 2024年
注意 「このレジメの閲覧はきのえね会限りとして無断引用や複写は禁止」

講座レジメ · 2月 02日, 2024年
パナマ運河―スエズ運河を建設した仏人レセップスの海面式運河が挫折し、米国政府が、自国艦隊の大西洋と太平洋間の移動を容易とする目的で閘門(コウモン)式運河の建設に乗り出し10年の歳月をかけて1914年に完成させた。この他、パナマ運河建設に携わった唯一の日本人青山士(アキラ)の話、シカゴの閘門式運河、欧州の運河、英国のナローボート、中国の大運河、日本の琵琶湖疎水、木曽三川宝暦治水などの講義を受ける

講座レジメ · 1月 17日, 2024年
20万年前のホモサピエンスの時代から人類は幸福を追い求めてきたのであるが、心理学者フランクルは、「幸せそのもの」を追求すると、幸せにならない「幸福のパラドックス」を主張した。人類の欲望は終わりが無いのだ。では最幸な人生を送るにはどうすれば良いのか。

講座レジメ · 12月 21日, 2023年
江戸時代は諸大名が江戸屋敷を持っており、上屋敷、中屋敷、下屋敷があったため、必然的に武士の多い町であった。武士は約70万人、町人は約50万人であった。大名屋敷は幕末期において約600、面積においては旗本・御家人を加えると江戸の約68%を占めた。江戸時代の地域特性が現在も一部では色濃く残っており、町の境は現在も使われている場所もある。

講座レジメ · 12月 12日, 2023年
2023年12月4日きのえね会の会員は高齢者が殆どであり、今回の講座は会員にとって重要な関心事で興味深く聴講する。まず健康とは「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と日本WHO協会は定義する。現在、我が国の死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)、 第2位に心疾患、 第3位に老衰と続き、 第6位が誤嚥性肺炎 となっている。誤嚥性肺炎の原因は食事中のむせこみではなく、細菌が原因である。唾液は口腔内を洗浄する作用があるが、加齢により、若者と比較し1/4の量に減少する。また義歯、食べかすは細菌の温床になりやすい。口腔ケアが誤嚥性肺炎や他の疾病予防に重要な役目をはたす。唾液は会話や食事などの刺激で分泌するので仲間と会う環境を作り、会食するのが有効。歯磨き、うがい(6回以上)を習慣化。さらにアクティブに機能向上を目指すなら「+10分」の運動または口腔体操。健康の特効薬は仲間づくりであり、社会的ネットワークの参加およびそれを楽しみにすることが、寿命を更新する。きのえね会の参加はかような点から推奨されるとの事でした。

チャットGPTを含む最近のAI事情と社会の業務変化
講座レジメ · 11月 21日, 2023年
2023年11月20日 梶谷通稔講師は100年に一度あるかどうかと言われるIT,AIの技術革新で、今回の講座では生成AI(チャットGPTなど)を中心にその仕組み、効果、影響を受ける職業などの解説を行った。大きく影響を受ける分野は①全業種における仕事のやり方、②教育制度と教師、③高学歴者で知的作業に従事する弁護士、会計士、税理士、診断士、医師、大学教授や専門職などである。半導体は飛躍的に密度が増え近い将来実装密度が大脳に近づくとされる。かたや人間しか能力を発揮出来ない分野があり、問題解決能力、思考力、想像力、洞察力。決断力、応用力、コミュニケーション、やる気、チャレンジ心、向上力、探究心、好奇心、変革心等である。感性、価値観、大局観、情、アナログ的な分野もAIは苦手とする。AIで便利になると同時に働き方の選択や賢い使い方が重要と理解した。

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