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米の文化とすしの歴史 「開示期間は2024年12月末まで」

米の原産地は中国揚子江下流域で東南アジア(モンスーン地帯)に広がったのであり、温暖湿潤の地で稲作に適するとともに、これには大量の水が必要で、そこには魚が棲むことから、米と魚の文化が生まれた。片や麦の原産地は東トルコであり、乾燥寒冷地に適し、西アジア・西北ユーラシアに広がった。小麦が主な食料となっている。これに牧畜が伴い、乳を出す牛や羊などが飼われることから、肉と乳が組み合わされた食生活が営まれた。

日本においては7世紀の古代統一国家から米への異様な執着が進み、国家が米の生産の為に肉食を否定した。明治になりようやく肉食再開宣言が打ち出されたのである。

また発酵は特殊な微生物の作用による現象で江戸時代の酢の発明がご飯に酢を合わせ、具を入れた握り鮓となりすぐ食することができるようになった。