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講座レポート 2023/12/04 No.2023-15 楽しく食べて健康に 「加齢による口腔機能の変化と健康の秘訣」


講座日  令和5年12月4日 13:30~15:30                              

講師   佐藤彰紘 (目白大学准教授)


きのえね会の会員は高齢者が殆どであり、今回の講座は会員にとって重要な関心事で興味深く聴講する。まず健康とは「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と日本WHO協会は定義する。現在、我が国の死亡原因の第1位は悪性新生物(がん)、 第2位に心疾患、 第3位に老衰と続き、 第6位が誤嚥性肺炎 となっている。誤嚥性肺炎の原因は食事中のむせこみではなく、細菌が原因である。唾液は口腔内を洗浄する作用があるが、加齢により、若者と比較し1/4の量に減少する。また義歯、食べかすは細菌の温床になりやすい。口腔ケアが誤嚥性肺炎や他の疾病予防に重要な役目をはたす。唾液は会話や食事などの刺激で分泌するので仲間と会う環境を作り、会食するのが有効。歯磨き、うがい(6回以上)を習慣化。さらにアクティブに機能向上を目指すなら「+10分」の運動または口腔体操。健康の特効薬は仲間づくりであり、社会的ネットワークの参加およびそれを楽しみにすることが、寿命を更新する。きのえね会の参加はかような点から推奨されるとの事でした。


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