講座日 令和5年11月6日 13:30~15:30
講師 坪井ゆづる (朝日新聞論説委員)
坪井講師は朝日新聞夕刊の「素粒子」の筆者であり、第一線に立つ鋭い考察を毎回講座で展開している。今回で5回目の講座となるが、11月末を以て定年退職されるとの事で今回が最終となる。●選挙制度を考える(前回講座の質問事項)衆院の小選挙区制を変えるべきか-変えて良くなる保証は無い。英国、米国は小選挙区制で質は落ちていない。むしろ1位、2位間の決選投票方式。1名の投票ではなくポイント配分投票式などが改善案。ただ公職選挙法を変える必要あり。●国政の「劣化」と自治の「貧困」の関連性-国民生活に直結する自治の貧困や危機。統一地方選挙における投票率の低下並びに立候補者減少が大きな問題。国は金を出せば口も出す。有権者は「誰かが、どこかで、私に都合良く決めてくれればいい」と考えているのではないか。「在職立候補制度」は例えば市議会議員が市長に立候補し、落選したら市議会議員に戻れる制度で立候補者が増える筈。なお現状の1週間の告示期間では候補者選定が出来ない。無投票当選やごく少数の投票数で当選するのでは自治の活性化がなされない。その他 ●衆院解散・総選挙はいつか ●防衛力増強と増税の行方 ● 原発の現状とこれからの解説があり、特に統一地方選の重要性については再認識した。
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