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講座レポート 2023/7/31 No.2023-8 元大使の海外おもしろ話


講座日  令和5年7月31日 13:30~15:30                              

講師  竹元正美(元ホンジュラス及びウルグアイ大使、元宮内庁東宮侍従)


竹元講師は外務省入省後、41年間にわたる外交官生活を送り、様々な国と係わり、また宮内庁東宮侍従も務め、多くの経歴の持ち主で今回の講義でその一端を聞いた。

東宮侍従になった1986年スペインのエレナ王女殿下が来日する。お茶会が開かれる事となり、その出席者のリストに若い人も入れる要望がでて小和田外交官の娘、雅子様が選ばれた。そして浩宮殿下と運命的な出会いをしたのだという。

1999年よりテキサス、ヒューストン総領事となる。2000年の大統領選挙はテキサス州知事だったブッシュ(父)とゴアが激戦、僅差によるブッシュの勝利となった。投票用紙のパンチ穴が微妙で公正、厳正な選挙の重要性を認識する。2001年から中米ホンジュラスの大使。長岡藩の故事である「米百俵」を紹介。人材育成の重要性を説いたもので、大統領、文化大臣が絶賛。文化大臣がスペイン語に自ら翻訳し、多くの協力者を得て演劇公演。大成功となる。また米百俵プロジェクトで学校も百数十校出来た。2007年からウルグアイ大使。住みやすい国で災害少ない、雪降らない、一年中緑、磁場(エネルギー)が良い。人種対立、宗教対立ない。村上春樹は「ノルウェイの森」で日本における苦難や煩わしさから解放されて平和に、平穏に暮らせるところと書いた。事件となっている市川猿之助家族にこの国を知っていて欲しかった由。情報の少ない国を興味深く聞いた。


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