講座日 令和4年9月12日 13:30~15:30
講師 黒澤正和講師 (元警察庁生活安全局長)
黒澤講師の警察人生を振り返っての講座であった。刑事(事後対応)に始まり生活安全(事前対応)への道を聞く。警察庁のシステムにより33年間で13の部署の勤務であった。戦後は事後対応が重視され、民事不介入であったが、近年は事前対応が重視されてきた。その観点から火炎瓶処罰法、暴力団対策、オウム真理教事件、安全・安心まちづくり、女性・子供を守る施策、(ストーカー・児童虐待・ドメスティックバイオレンス等々)これらの処罰法、規制法の関与もしてきた。また体験事例等を聞く。
1 経験事例からの事前対応と事後対応 (1)函館等での刑事事件
(2)茨城等での暴力団対策 (3)警察庁での各種施策等
2 警察の責務 国民の生命・身体・財産の保護(個人)と公安の維持(社会)
3 危機管理 最上の危機管理は未然防止。
とかく批判の多い警察であるが現状の変化に合わせて変化しているということを感じました。