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講座レポート 2022/6/6 No.5 オーケストラを聴こう! Ⅱ


講座日  令和4年6月6日 13:30~15:30

講師   松村哲也講師 (翻訳者)


昨年6月7日の講座から2回目。今回はピアノについてその歴史とピアノによる名曲の解説と鑑賞の講座となる。ピアノの前の時代はチェンバロとクラビコードであり、チェンバロは撥弦楽器とよばれ弦をはじいて音を出す楽器で強弱を出せないが大きな音が出るのでコンサートで多く使われていた。対してクラビコードは打弦楽器であり、強弱は出るが小さな音しか出ないという欠点があった。1700年頃になるとイタリア、メディチ家のバルトロメーオ クリストフォリがピアノを発明。打弦楽器であるが羊の毛ハンマーで弦を叩いて大きな音が出るようになり、エスケープ機構により早い移動、同音反復が可能になった。この3つの楽器夫々でバッハのゴルトベルグ変奏曲を聴き比べる。その他初期のピアノのフォルテピアノと現在のピアノによる名曲の聴き比べ。モーツァルト、ベートーベン、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、リストのピアノ名曲を聴く。判り易い説明で質問も多く好評でした。